イデオロギーとエロ

「過激な性教育批判」が盛り上がらないわけ - Munchener Brucke

80年代以前に右傾化した人と、90年代以降に右傾化した人たちの間で、エロという壁によって断絶があるのではないか。

エロに対する態度の違いがあるというのは、左翼(左派)についても言えるのではないだろうか、と思う。

例えば日共は、昔はエロに対して批判的だった*1し、今でもその立場はあまり変わっていないのではないのだろうか*2共産党は、児ポ法の問題においては、ありがたいことに単純所持の禁止や創作物の規制に反対してくれているけれども、それは単に、法律でもって取り締まることはよくない考えているに過ぎない*3


また、日共以外の左翼にも、エロ嫌いなのが居たりする。例えば、日本革命的共産主義者同盟という連中のように、急進的なフェミニズムを根拠とする連中だな*4


何がエロに対する態度を分けているのか、私にはわからない。左派についていうならば、世代ではないだろうとは思うが、どうなんだろうか*5

*1:確かミヤケンがそんな発言をしてたような気がする

*2:児ポ法の問題に関して言うなら、共産党の関係者が多い「新日本婦人の会」は、日本ユニセフの『「なくそう!子どもポルノ』キャンペーン」の賛同団体になってたりする

*3:児童ポルノ法公開質問状に対する、日本共産党の回答 子供の人権と表現の自由を考える会の、例えば1−4、2−2、2−3

*4:この、「日本革命的共産主義者同盟」というのはトロツキストと名乗っているけれども、私に言わせれば、自由を敵視する点でスターリニスト的であると思うのだが、まあこれは個人的な意見だ。

*5:大切にしているものが、自由か(男女間の)平等か、という違いかもしれない