差別的言動をする表現規制推進派

昨日記事にした問題を取り上げた、「反ヲタク国会議員リスト」様の記事が、沢山の方にブックマークされている。これは実に喜ばしいことだ。このような人間が、規制を推進しようとしている人々の中にいるということは、周知されてしかるべきだからだ。

もちろん、すべての規制推進派人間がこのように差別主義をむき出しにしているというわけではない。たいていの人は、そうした差別意識があったとしても、それを覆い隠すだけの節度を持っている。

しかしだからといって、このような差別主義者を「例外」として看過するわけにも行かないのである。
というわけで、もう一人、差別主義的な言動をとる規制推進派について取り上げたい。


2005-07-21
4年前の記事であるが、カスパルの佐伯という人の発言が載っている。彼女は、表現規制推進派の中でも、私がもっとも嫌悪感を抱く人物である。彼女に比べれば、アグネスチャンも聖人に思える。ともあれ、彼女の発言の一部を引用しよう。

でも毎回思うんだけど、ホンマこんなん(=エロマンガ:引用者注)で欲情するのかな?って感じよ。 これで欲情しても後味悪いやろと思ってしまう。 息子の部屋からエロ本出てきても笑えるけど、これが出てきたら超心配するけどな。 たまにならいいけど、毎回アニメでオナニーしたらいかんと私は思うな。 生身の女で欲情できる男に育ってほしい。 日本が滅びる。

2005年7月14日 (木) すごいサイトを見つけてしまいました。
アニオタはあれか?生身の女に欲情したらいきなり襲うことしか考えられんのか?
アニメのハードポルノがより問題があるのは、生身の女がめんどくさくなってしまうじゃないかなと思うのである。 人間関係というのはめんどくさいし、複雑なものである。 そういうものを避けて生きるのは人生を逃げて空想に生きるようなものだ。
セックスは人間としよう!

下のは、本人のブログから直接引用である。

さいきのドジ日記3: 洗脳は洗脳されていることがわからない
で、若い、セックス経験もろくない人間が、あんな画像(=エロ画像:引用者注)ばかりを見て確実に脳がおかしくなっていくわけ。マンガとゲームばかりするから読解力なくて、人の気持ちも理解できないし、自分の気持ちも上手に表現できないわけ。

他にも何か引用するのに適当な発言はないかと探していたら、吐き気を催してきたので、この辺でとめておく。まさに、この人物はシュトライヒャーの生まれ変わりではないか、と思わせるのに十分な、アレな発言の数々である。興味のある方は、是非自分の目で彼女の日記を覗いてみていただきたい。お勧めはしないが。

最後に一言。こういったヘイトスピーチを垂れ流しているのは、ごくごく一部の人間であろう。その意味では、ことさらに大きく取り上げる必要はないのかもしれない。だが、この問題に興味がある人には、こういう人物も存在することを是非知っていただきたいと思い、記事にした。