表現規制問題における「知識人」の無能さについて

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698 :無党派さん:2009/04/05(日) 05:09:01 ID:yfMlHycA
リンク先によれば、
保坂氏は、議員にメールやファックスを送るのは効果が薄いと言ったそうです。。
むしろ、作家やジャーナリストに訴えて記事を発信してもらったり、
大きな集会を開催することの方が意義があるとのことです。


私は、この表現規制(特に二次元に関する)に関しては、文化人とかジャーナリストといった、既存の「知識人」なるものを、殆ど信用していない。知識人全体というわけではないが。


そのような思いを強くしたのは、ほぼ一年前、映画「靖国」の上映が問題となったときのことであった。ちょうど当時は、児ポ法がどうなるかに注目が集まっていた時期でもあった。前者の問題について騒いでいた知識人・文化人が、後者の問題についても騒いでくれることを、私は期待していた。

だがそれは、儚い期待であった。「靖国」における「表現の自由」についてあれほど騒いでいた新聞は、児ポ法における問題、あるいは表現規制全般の問題については、賛成するか、あるいは沈黙した。その他の有象無象もそうであった。ごく僅かな、心ある人だけが、声を上げてくれた。

「知識人」と呼ばれる連中は、しばしばその二重基準ぶりを露にしてきた。次のことを考えてほしい。

  • 私企業たるプリンスホテル日教組が集会を禁じられたとき声高に反対した連中は、その前に、東京都の施設における同人誌即売会が問題となったとき、一体何をしていたのか?
  • 映画館で「靖国」が公開中止になったとき、「表現の自由の侵害である!」と声を上げた連中は、「ヘタリア」が放送中止となったとき、一体何をしたのか?

何かしたのなら教えて欲しい。

私は、彼・彼女らが何をしたのかを知らない。だが私には、連中が「靖国」について騒いだ程度には、この問題について騒いでいないように見える。もし同じ程度に騒いでくれるなら、このような愚かなことは絶対ストップできるのにもかかわらず!

まさに「知識人」は、ワルシャワ蜂起の時、ポーランド人を見捨てたソ連軍と同じようなものである。


もし、「知識人」が、その道徳的優位性を取り戻したいと望むならば、今からでも遅くないから、ぜひ、真剣に、この問題にも取り組んでもらいたい!




いつもながらオーバーな表現が多くなってしまったとは思う。だが私は、かなり以前から、この問題に関する、多くの知識人の態度に苛立ちというか、そういうものを感じていた。それを表すため、あえてこのまま記事とする。