「普通の人」覚え書

「普通の人」についての覚え書をつらつらと、とりとめもなく。
「普通の人」を代弁してくれるのは誰だ?

「普通の人」を代弁する人がいない、という話。
まあ、「普通の人」というものが消えつつある、という現状を押さえておかなければならないだろう

以下の記事を見ていただきたい。
ああ、「アメリカンドリーム」が消えていく 下がらない失業率、豊かな中産階級の暮らしはもはや不可能?(1/3) | JBpress(日本ビジネスプレス)

アメリカンドリーム」とは、貧しい生まれから大成功を収めることを指しているように思われているが、一般的には豊かな中産階級の生活を手に入れることを指す。
 最も分かりやすいのが、郊外に大きな一軒家を持つことだ。いかなる生い立ちの人でも、努力すれば安定した収入と職を得ることができ、家を持ち、子供たちを大学に通わせるような生活ができる。

人々を「普通の人」としてまとめる道具としては「消費」があったわけだ。
車や家なんかが典型。

しかし、このJBpressの記事からもわかるように、もはや消費はそのような道具としては機能しなくなっている。
(この記事はアメリカについてのものであるが、日本でも同様であろう。)

というわけで、増田さんが最後はナショナリズムしかないって言ってるのは、ある意味順当だろうなぁ。