Freedom can't protect itself.

表現の数だけ人生が在る - 業界からの意見来ました。

圧力に屈してしまったメーカー(あくまでもメーカーですよ。業界全体とか某流通のことじゃないですよ。まあこの二つに関しては正確には圧力に屈したとは言わないかもしれないし言うかもしれないw)に対して必要なのは批判ではなく激励だと私は思っています。はっきりいってマスコミという巨大権力を相手に太刀打ちできるのは一部の広告会社ぐらいで、普通は圧力に屈するのは仕方のないことです。規模が違いすぎるのに「結局圧力に屈してしまった」等の意見はさすがに無理があります。

これはその通りだ。メーカーさんに対し、「自由のために闘う」ことを強要するのは酷だ。彼らが闘うには、敵はあまりにも強大だからである。
mudan氏が上の記事の中で触れていたのが、以下の、同人サークルさんによる声明である。
レイプレイ事件について(18禁サイトです注意!)
出来れば全部読んでいただきたい。

 我々は忘れてはならないのは、自由の敵、自由の迫害者は常に弱者、攻撃を加えても反撃される恐れの少ない無力な者を最初に狙うということです。 そしてもう一つ、彼らは常に、自分の手段のために、巨大な力、大きな権力におもねるということです。 これは自由の迫害者、弾圧者に共通した性質です。

歴史が明らかにしているように、迫害の犠牲者となるのは、常に、世間から偏見の目で見られている、そういう人達である。もし、彼・彼女らが抗議の声を上げたとしても、世間は「またあいつらか」みたいな反応しかせず、救いの手を差し伸べることもないだろう。だから連中は、安心して叩くことができる。

 美少女ゲームを愛する全ての皆さんへ。
 今回の悲しい敗北を永遠に忘れないで下さい。そして、第二、第三の攻撃が来たときは、攻撃に晒された日本のメーカー、サークルを一緒に守ってください。
 表現の自由はかくも簡単に崩壊するのです。将来、全ての日本のゲームが世界の市場から消え去ることも、ありえないことではないのです。
 そして、全ての18禁ゲームが姿を消す日が来るかもしれません。
 そうならないためにも、今回の悲劇を忘れないで、そしてイリュージョン社や松文館と言った圧力に晒された企業を応援してください。
 げっべ堂からの、心からのお願いです。

これはその通りであるので、私からとくに付け加えることは無い。
ただ、言うべき事があるとするなら、これは、「美少女ゲームを愛する全ての皆さん」の問題ではなく、この自由な社会に生き、自由を享受している全ての人の問題である。