北朝鮮の「人工衛星」

日本が北朝鮮に宣戦布告した件について - media debugger
に関する以下の記事
北朝鮮の「人工衛星」雑感 - モジモジ君のブログ。みたいな。
について

日本が北朝鮮に対して行っているのは、相手の主張(=「人工衛星」)を無視して己の主観のみに依拠した「恫喝」であり、普通に外から見ればかなり奇異な印象を与えるのではないか、と危惧する。てゆーか、内から見ても奇異だ。つまるところ、こういう言いがかりをつける国である、という実績を作らされたことになってるだけじゃないか。

「己の主観のみに依拠した『恫喝』」はむしろ北朝鮮お家芸である。
例えば、最近のではこれだ
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-090330X260.html

李明博(韓国大統領)集団が参加するなら、それはわれわれへの宣戦布告であり、即刻断固たる対応措置を講じることになる」

これが恫喝でなくてなんであろうか。

あと、古いのでは
http://www.yomiuri.co.jp/feature/fe7000/news/20061017it13.htm
とか

北朝鮮 宣戦布告」でググってみれば、この手のが沢山みつかる。

先日強制送還された「同胞」を見て、フィリピンの人々は日本社会にどんな印象を持っただろうか。

自分達の国に「帰りたくない!」と言っているような「同胞」に同情する人など居るのだろうか、とは思うね。想像でしかないけど。


まー、長々と書くのは避けるけど。
一言言いたいのは、あの国は、中学生の女の子とか、大学生とか、様々な人の人生をメチャメチャにしたまさにその国だと、市井の人々は理解しているということだ。今でこそ、拉致に関する盛り上がりはかつてほどではなくなっているがね。それでも、北朝鮮が、未来ある人々を拉致しておきながら、そのことについて長い間ウソをつき続けてきたってことは、みんな知っているわけだ。

北朝鮮に対する不信感であるとか、嫌悪感であるというのは、そういうところに根がある。それを何とかしないうちに、「あれは人工衛星であって、他の国を狙うミサイルでない。」といっても、あまり意味は無い。すくなくとも私には、北朝鮮が「拉致など無い」といってきたこととオーバーラップして見える。

私が取り上げた2つの記事は、そういった意味で、片手落ちっていうか、もう少しその辺を考慮してくれれば、良い記事になったのであろうと、私としては思う。