9月11日

今日は、1973年に、チリ・クーデターが起こった日。

犠牲者のサルバドール・アジェンデと、彼の政府、人民連合政府にちなんだ曲を、2つ。

1曲目が、「Venceremos


2曲目は、「El pueblo unido jam〓s ser〓 vencido

私はこっちの曲の方が好きだ。

twitterにおいては、すくなくとも私の観測範囲では、この事件について言及している人はほとんどいなかった。まあ、ラテンアメリカの歴史自体がマイナーなのかもしれない。私は高校時代世界史を取ってたが、習った記憶が無い*1。高校世界史において、アメリカによるラテンアメリカ支配と、それに対する抵抗については、どれだけ取り上げられているのだろうか。キューバ革命ぐらいではなかったか。サンディニスタについては教科書に載ってただろうか。覚えてない。

高校の「世界史」(あるいは、高校以下の学校における歴史教育)というものは、「歴史が、一部の国家・一部の人間によって作られるものである」と、学生達に思いこませてしまうようなシステムになってしまっているのではなかろうか。もちろん、歴史教育に携わる方々も、そういう状態をよしとはしてないだろうけど。けれども、「西洋(+中国)中心=アジア、アフリカ、ラテンアメリカは脇役」「政治家や軍人が中心=それ以外の人々は脇役」というところは、根本的にはさほど変わっていないと思う。私は歴史教育については門外漢なので、ここで述べてことは殆ど印象論である、とエクスキューズしておくがw。

ところで、サルバドール・アジェンデは、クーデターの最中の、最後の演説で、こういう風に言ったそうだ。
「La historia es nuestra y la hacen los pueblos.(歴史は我々のものであり人民が作る)」

「歴史は人民が作る」とは、歯の浮くような言葉だw。けれども私は、この言葉は正しいと信じている。

*1:聞いてなかっただけかもしれんがw