信条を貫き通すということ

まとめたニュース : 憲法活動家の9条信者がナイフで学生の腹部を刺す 大阪

じっさいのところ、自らの政治信条を、あらゆる場面において貫き通すことは、難しいものだ。
だから、9条擁護論者であるところのこの犯人が、大学生に刃を向けたことについては、驚くに値しない。

表現規制の問題を追っかけていく中で、ごく偶にではあるが、「反差別主義者」が、差別的な言葉を使う事例も見受けられた。また、自由の擁護論者であっても、自由の擁護のために他者の自由を制限することを「よし」としてしまう人も居た。

自らの感情を排し、信条をあらゆる場面で貫き通すには、強さが必要だ。そして私も含めた社会の大多数の人間は、その強さを持っていない。感情と信条の間で葛藤が起き、そして前者に席を譲ってしまうということが、容易に起こる。

まーこれも、人間の人間らしいところだと思っているから、無碍に責めることは出来んね。