蕨市の「追い出せデモ」VSカウンターデモについて思うところ

まー、前々からヘイトスピーチとかそういう問題について話題にしてたし、今後も注目していかにゃならんなと思ってるので、4月11日に行われた、カルデロンさん一家の国外退去に関連する二つのデモについて、色々な人の記事を見てたわけだが、まー、よくわからんわ。

実際に見に行けたら、それが一番良かったんだろうけどね。京都に住んでると、イベント以外では関東に行く機会は中々ないわけだ。お金ないし。

閑話休題、ある人のエントリーでは、「(在特会の連中の側の)差別的な表現はそんなに無かった」と言っているし、また別の人のブログでは、「どっちもアレだった」みたいなことが書かれてあったし、そして多くの方は、在特会の連中を非難している。

あまつさえ、わけのわからない罵倒まで起こる始末である。*1

私自身としては、もう国外退去が決まっているにもかかわらず、在特会の連中がわざわざデモをするのはどうかと思うし、そういう「落ちた犬を棒で叩く」真似は、日本人の美徳ではないと思うわけだ。おまけに、小学校とかの近くでデモをするというのに至っては、理解不能だ。

だからといって、反対者の側に、堂々とつくわけでもないけどね。ここでは詳しくは語らないが、彼らの隊伍に加わるには、やはり躊躇がある。


正直私は、「どっちもどっち」*2と言う言葉を使いたくないわけだし、「どっちもどっち」とは思わない。でも、結局のところ、多くの人びとが、この問題を「どっちもどっち」だと思い、無関心になってしまうことがないか、それを私は危惧している。

*1:人に対して、「インポ野郎」なんて使うのは、私が、同じブコメに書いた表現を再利用するなら、「品が無い」と思うけど。それが「芸風」なのかもしれないが。

*2:この言葉は、多くのものを見えなくしてしまうと思う。