ヒマ人のアグネスチャンがうらやましい

必然的労働を可能な限り縮小することは、自由な時間、無為のなかでの共同の事物についての思考ができるための絶対的条件である。労働の拘束の中では局所的なまわりの世界について考えることはできるが、人間の存在を根本から考え、社会全体の歴史と現在を大きい流れの中でゆっくりと思考することはできない。(今村仁司『近代の労働観』より)

そういうわけで、人が世の中のことについて考えるためには、ある程度のヒマがないとだめだということだ。だが、現実問題として、今の多くの人達に、そんな余裕があるだろうか、と思わざるを得ない。
まあ、このことについては、別な機会に書くかもしれないので、深くは突っ込まない。

それはそれとしてだ、表現規制推進派として活動している活動家連中は、こうした「労働に追われ共同の事物について思考できない」多くの人々の対極にあるように思われる。そういう連中の代表格が、アグネス・チャンだ。

AGNES CHAN OFFICIAL SITE 〜アグネス・チャン オフィシャルサイト(3月4日のところを参照されたし)
アグネス・チャンは、以前にも何度も国会を訪れ、ロビー活動を行っている。これはよほどのヒマがないと出来ない芸当だ。

ヒマ人がうらやましい。