イベントの価値は、即売会そのもの以外の部分にもあると思う

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3万とか…。正直凄すぎる。
この金額は、私がいつもまきまきに行くときに持っていく資金(食事代含む、東京までの交通費除く)と大体同じくらいだ。

まあ、あれだ。私は、列に並んで待っていることにも、イベントの楽しみがあると思っている。イベントは、決して即売会だけがイベントではないのだ。よく「家に帰るまでがイベントだ」ということを、主催さんが仰られてることがあるけど、まさにそうで、家を出てから、家に帰るまでがイベントなのだ。

私のイベント参加の流れはどういうものかをざっと見ることによって、イベントの楽しみについて検証してみたいので、去年のまきまき8に参加したときの事を参考にまとめる。
読みにくいので、飛ばしてもいいです。

前夜に家を出て、市バスで京都駅まで行き、そこからJRのバスに乗って東京まで行く。東京駅に着いたら、八重洲なか卯で朝食を食う。その後は、近くのネカフェで、休憩とかサークルチェックとか。しばらくして、ちょうどいい時間になったら、会場へ向かう。


会場に着いたら、一般待機列に並ぶ。その間、カタログや、もって来た本(だいたい文庫本)を読んだりする。あるいは、周囲を観察したりする。開場十数分前くらいになると、スタッフの方からのアナウンスがあるわけだ。そして列が動き出す。この後の、開場までの数分間はまさに「世紀の六分間」と呼んでもいいのではないだろうかと思うが、大げさですかw。まあ、そんなこんなで開場。


即売会が始まると、まあ、他の人と同じように、頒布物を買ったり色々するわけだ。


時が過ぎ、即売会が終了すると、オンリーなんかでは、アフターイベントがあったりするから、それに参加する。もっとも、大抵景品は獲得できないのだがw。


アフターが終わった後は、夕食を食べに行く。個人的に、即売会の日の夕食はカレーだと決めているのだが、これは実に美味いものだ。夕食の後は、またネカフェに行く。そこでは、本を買ったサークルさんの所にお疲れ様メッセージを送ったり、スケブを描いて頂いたサークルさんにお礼を送ったりする。

そして、バスが出る数十分前くらいになったら、東京駅に行く。そしてまたJRのバスに乗って京都へ戻る。京都に着いたら、重い荷物を抱えて、市バスに乗って家まで帰る。

これらすべてのことが、私にとっての「イベント」であり、楽しみでもある。もちろん、即売会やアフターイベントが最大の楽しみであることは言うまでも無い。だがそれだけが楽しみではない。

長時間の移動も「イベント」である。「京都でなく東京に住んでたら、どれだけ交通費や時間を節約できたか」ということを考えたことは少なからずある。だが、移動中のワクワク感とか、そういうものは、1万数千円のバス代に十分見合ったものである、と今では思っている。

待機についても同様だ。待機時間は、ただ待つだけの時間ではない。開場に向けて、興奮を高めたりだとか、そういう時間であって、けっして無為な時間ではない。そしてこれもまた、イベントの楽しみの一つであると、私は考えている。だから、サークルチケットを、高いお金で買ってまで、早く入ろうとする方は、私から見れば、損をしているなと思う。みんなもっと、目に見えないものに価値を見出そうではないか。


まあ、貧乏人のひがみ根性といわれれば、完全に否定は出来ない。でも、本記事については、やせ我慢とかではなく、すべて本音だ。