宗教が子どもにとっていかに危険かということがわかる2つの事例

ジョゼ・カルドーゾ・ソブリーニョ大司教は「強姦は大罪だが、中絶はそれ以上の大罪」と述べ、教会法に基づいて医師らを破門。

これは残酷である。記事でも触れられているとおり、9歳で子どもを産むのは、母体に対するリスクがあまりにも高いのであるからだ。

要するに教会は、この少女に対して「死ね」といっているに等しい。「レイプされてできた子どもを産むために命を危険に晒せ」などと、聖書のどこに書いてあるのだ?若しキリストが生きていたとしたら、こういう残酷なことを許すはずは無い。

それに、「強姦は大罪だが、中絶はそれ以上の大罪」って言い方はどうなんだ?「強姦も中絶も大罪」という言い方なら、まだ理解できるのだが。こういう考え方が蔓延ってるから、カトリック教会で性的虐待する輩が大勢出てくるのだろう。

これは英断だ。児童相談所家庭裁判所・病院の、良心に基づいた勇気ある行動に対し賛辞を送りたい。

私は、前にも言ったと思うが、あるエホバの証人と知り合いになっている。30〜40くらいの男性なのだが、実に人当たりの良い人である。おそらくこの両親も、良い人なのだろうと想像される(憶測に過ぎないのだが)。きっと、子どものためには輸血をしないことが最善だと信じていたのだろう。

宗教の残酷さは、こういう良い人に、酷いことを行わせてしまうところにある。


これら二つの事例は、私の「(エホバのようなカルトであろうと、カトリックのような大宗教であろうと)宗教は子どもを傷つけるものである」という確信を強めこそすれ、弱めはしなかった。

わが国で二次元の創作物規制をしようとする連中は、まず宗教を規制するがよい。もっとも、連中の多くが宗教家なので、それは無理だろうが。