どうもズレているように思える

同人誌売ってる奴ってなんなの?
この人物がどれだけ同人の世界について知っているかわからんから、なんともいえないが。まあ私も、知識量はそんなに無いわけだが。それでも、この日記には違和感を感じる。

本の形で出したいんだ、とかいう奴もいるけど別にネットに公開した上で本も出せばいい話だろうに。

後で公開している人もいるけどね。
でもやっぱり本でしか公開しないのは、あれだ。アウラとかいうやつが関係あるのかもしれない。
ネットで公開すると、価値が半減するように思われるのだろう。

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)

ベンヤミン「複製技術時代の芸術作品」精読 (岩波現代文庫)

まあ、この方面に行くと、火傷をするかもしれないので、止めておく。

しかも大半は著作権侵害したエロ本ばかり。

同人の世界のなかでもごく一部分である、ローゼンメイデンというジャンルに関して言えば、これは当たらないように思われる。エロはかなり少ない。他のジャンルについてはどうかわからんので、一般化はできないが。

即売会なんかでは未だに「参加者」とか気持ち悪い概念で「みんな対等です」とか言ってるけどもはやそんなの成立して無いだろ。

建前にすぎないかもしれないが、だからといって意味がないとは全くいえない。
アメリカ合衆国において「E pluribus unum(多からなる一)」という国の標語にそぐわない現実は、建国当初から存在し続けていたし、今でもそうである。だが、それでもなお、「E pluribus unum」という言葉は輝きを放っている。


あと、同人活動が儲かるという神話はどこから出てくるんだろうか?
私は作家としてやっているわけではないのでよくわからんが、様々なコストを勘案していくと、金儲けの手段としては割に合わないんじゃないかと思うが。
多くの作家さんは、ペイできればそれで十分だと思っているんじゃなかろうか?